1956年、静岡のコーヒー焙煎卸業に生まれた川島は、未だ見たことのないコーヒーの栽培やその生態への興味から、高校卒業後に中米エル・サルバドルの国立コーヒー研究所へ入所。 数年後、噂を聞きつけた大手コーヒーメーカーにスカウトされ、ジャマイカ、ハワイ、インドネシアでの農園開発に携わる。
1999年、マダガスカル島で絶滅危惧種のコーヒー、「マスカロコフェア」の保全・保護に成功。またレユニオン島で絶滅したと思われていた幻のアラビカ種「ブルボンポワントゥ」の原木を発見し、島のコーヒー産業を復活させる。後に高品質と希少性及び世界で一番高いコーヒーとして業界を騒然とさせた。
2007年、執行役員農事調査室長を最後に退職し、日本サステイナブルコーヒー協会を設立。
2008年、Mi Cafeto社を設立し、最高品質のコーヒー「Grand Cru Cafe」の販売を始める。
現在も新たなコーヒーの発掘や、コーヒーから見た地球環境、生物多様性についての講演会など、世界中を飛び回っている。自分の追い求めるコーヒーを探すためならどんな労も惜しまない川島を、いつしか人は「コーヒーハンター」と呼ぶようになった。